エピソードⅠ  横浜の佐藤さんご夫婦(50代)

  201811月、蘭越町移住・定住ネット会長の谷内さんと私、大表が町内のレストランで2020年に移住予定の佐藤さんご夫婦と茶話会。佐藤さんご夫婦はすでに町民とのつながりがあるようで、奥さんが蘭越駅の清掃活動に参加していただいたことが機縁となりました。ご夫婦に、移住を決めた理由をお聞きしました。

 

-ご夫婦の話- - - - - ☆ - - - - ☆ - - - - ☆ -

 

 3人の子どもたちも無事社会人になり、これから夫婦でできること、やってみたいことを実現したくて、主人の札幌単身赴任をきっかけに「北海道移住」を決断しました。

 2017年の夏、インターネットで移住情報を調べたところ札幌の北海道ふるさと回帰支援センターがヒット。訪問すると蘭越を紹介され、「行ってみます!」と言ったら、蘭越でまちづくり活動をしている農業者の及川さんを紹介していただきました。

 役場前で及川さんとお会いし、ご案内いただいたのは経営されている農園にあるゲストハウスでした。元馬小屋を改装されたというゲストハウスの窓からは羊蹄山が見え、ドラマのワンシーンのような温かで素敵なスペースでした。そこでは私たち夫婦の話を聞いていただき、また蘭越の四季、暮らしなどの話を伺いました。

 翌日は、及川さんの仲間の松浦さん、原田さんとも話ができました。蘭越のいいところをたくさん話してくれて、ますます蘭越に興味を持ちました。有名な富良野や美瑛などにも興味があり観光がてら訪問しましたが、移住先候補には残りませんでした。

 蘭越はお米や野菜がおいしく自然も豊富で、私たちの「やってみたいこと」を生かせそうだと思いました。

 そして3度目の訪問で家を見つけることができました。物件は役場のHPで公開していた「空家利活用情報」に登録されていた数件を見てまわり、建物は古いけれど立地のよさが気に入って購入しました。これから町の補助事業を利用してリノベーションしていきます。

 

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 町おこしに関わりたい、どんな分野に可能性があるか調べてみたい、とご主人。奥さんはフラワーデザイナー歴19年で、栄養士、ハーブコーディネーターの資格もあり、夢はカフェを開業することだそうです。

 お二人は幼少の頃よりボーイスカウト活動をしていることから、蘭越の子どもたちと自然の中で触れ合いたい、野菜作りもしてみたいと、移住に向けていろいろ計画中のようです。

 

 茶話会では、谷内さんから蘭越についてや移住者と蘭越生まれの人たちのネットワークを構築している当会の話、私からは自然や主宰している蘭越自然探検隊の話をさせてもらいました。蘭越の中心部にはカフェがないので、ぜひカフェ開業の夢を実現してもらいたいと思いました。

  

大表章二 記